KSHIKI(ケシキ:日本橋)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。



ここがどこだかわかるかな?


正解は日本橋のマンダリンオリエンタル。
HKOです。先週に引き続き子連れランチしてきました。
今回はKShikiというマンダリンオリエンタルのオールデイダイニング。シェフはローマ出身のダニエレ カーソン氏です。

「ええっ、ホテルのダイニングに子連れとか大丈夫なの!?」
「シティホテルで食事とくれば和・洋・中を問わず ジャケットの着用は必然ッッ」とオーガ氏も仰っていますが、ここは子連れでもジャケットなしでも大丈夫です。スマートカジュアルでもエレガントカジュアルでもなく、カジュアルなんで。

なんでもこのダイニング、最高峰の離乳食を供出されるようで、子連れへのフォローはバッチリです。
そもそもマンダリンオリエンタル自体が子連れに対して寛容な姿勢ではあるようなのですが。
なんにせよ、子連れで美味しいものを食べたいクラスタには大変助かります。



大仰なテーブルクロスは無く、簡素なテーブルウェア。子供向けは紙製のマットで、間違い探しや迷路などが付いています。
こういう心遣いが嬉しいですね。
勿論キッズメニューも1300円くらいから用意されています。


今回頼んだのはこちら。オムライス1500円です。

■キッズメニュー「オムライス デミグラスソース グリーンサラダと共に」

フワトロ系のオムライスでも無く、トラディショナルな薄焼き卵のオムライスでも無く、厚い卵焼きの中にチキンライスが入っている感じ。
卵の味がしっかりしていて、がっしりとした質感。オムレツライスって感じ。
デミグラスソースも本格的で美味しいです。

1500円は高い。
そうですね、子供が食べるものとしては高いと思います。ただこの空間に子供を連れてこれるという環境に払うお金としては決して高くないと思います。
パパママが我儘を通すためのお金です。甘んじて受けましょう。


で、僕はお酒をオーダー。
プロセッコクラスでよかったのですが、最低フランチャコルタだったので、ビールで。
まあそう変わらないのですが、気分気分...




泡立ちが見事なビール。このビールグラスは速攻で購入しました。美しいプレミアムモルツ(1200円)ですね!これがホテルのダイニングだ!


今回注文したのはイルカーポという3800円のコース。
マンダリンオリエンタルのダイニングとしては破格に近い金額です。
ちなみに4皿コースで前菜+パスタ+メイン+デザートです。


■アンティパスト「前菜盛り合わせ」(★★★)



いきなりボリューム感のある盛り合わせが登場します。6品くらいあります。


・かぼちゃのポタージュ
チーズが入った、なめらかな南瓜のポタージュ。
黒いのはバルサミコソースです。

・スティック野菜
バーニャカウダ的な。チーズのディップに漬けて頂く。ディップの味が濃くて大変いいです。

・鰆のマリネ
オレンジが爽やか。酸味は抑えながらマリネされているので鰆の味がしっかりと感じられる。

・ロールピザ
フォカッチャ的な柔らかい生地に卵やベーコン、チーズが挟まれている。

・鴨の生ハム
ジューシーで少し燻香のあるオイリーな鴨の生ハム。下にレンズ豆が敷かれている。

・カボチャのカポナータ
特にカボチャの甘みが際立つカポナータ。パリパリとしたタコスの様な生地と一緒に頂く。


こう、簡単な前菜がバババッて出てくるのもイタリアンの魅力ですね。少ないポーションで1皿ずつ出てくるのもいいのですが、個人的にはこちらの方がカジュアルで好きです。
次にパスタ。



■プリモピアット「イノシシの赤ワイン煮込みとグリーンビーンズのペンネ」(★★★★)


チーズたっぷりのソースに絡ませたペンネ。赤ワインで煮たイノシシとインゲン、角切りの人参が入っています。
まずチーズのソースが凄く濃厚、追いがけしたパルメザンチーズと共にペンネにしっかりと絡んでいる。濃厚な中に存在するインゲンの青さや食感もとてもいい。猪のワイン煮はチーズとはまた異なった濃厚さや酸味を加えている。野生的で豊かな風味。厚みがありポッテリとした濃厚さがある。


まず前菜から思ったのですが、かなり複数皿構成にも関わらず、かなりポーションが多い様に見受けられます。パンも4つも付いていて、子供に少しシェアしましたが、それでもこの時点で結構お腹に溜まってくる。

次はメインです。



■セコンドピアット「鰆のグリル 人参とグレモラータ(レモンピール ガーリック パセリ)のアクセント」(★★★★)


これは凄い。めちゃくちゃ好みの味わい。
そしてこちらも例に漏れず複数皿構成にも関わらずポーションが多いです。
ワイルドな火入れっぽいのに、メッチャふわふわで脂の乗った鰆。オリーブオイルによる部分もあるかもしれないんだけど、なんというかトロトロ。
最高に脂の乗った鯖みたいな感じ。まあ鯖の仲間なんですけどもね。
オリーブオイルで深みが出ていて、さらにソースでほのかにレモンの酸味を感じる。パセリの清涼感のある風味もいい。
濃厚でボリューム感のある味わいだし量も多い。
メッチャ美味い。好み。



流石にこの量はなかなか腹にきましたが、満足感は非常に高いです。
お腹空かせて丁度いいか、あるいはパンを食べなければすんなりと腹に落ちる量だとは思います。



■ドルチェ「温かいパネトーネとシトラス シナモン風味のバニラジェラート ザバイオーネソース」(★)


暖かいレーズン入りのパンとシナモン風味のバニラジェラート、ザバイオーネソース(洋酒を使ったソース)をかけたもの。
選べるデザートが両方とも洋酒を使ったものなので、子供にシェアしにくく多少残念ではあるのですが、子供用のデザートも用意しているので、必要であればそちらを頼めば良いかと思います。アルコールは飛ばしてあるので大丈夫だと思いますが、心配なら避けた方が無難かと。
僕はソースのかかっていない上の部分だけ取り分けました。
料理の素晴らしさからすると、多少地味な感じは否めないです。ただシナモン風味とレーズンのパンの相性は良かったと思います。



子連れで行けるお店は数点行きましたが、大人の料理の美味しさではこのお店、トップクラスだと思いました。
グランファミーユもブラッスリー ポールボキューズもやはり松濤レストランや青山サロン、メゾン ポールボキューズのデグレっぽい感じがありましたからね。
まあこれは仕方ないのかもしれませんが。
眺めがいいのも素晴らしいですね。

ただ子供の料理という側面で見ると、内容に対して多少割高感があるのと、大人のコースが4皿からなので、子供の飽きと如何様にして戦うかがポイントだと思います。
供出は早い方ですが、正味1時間半はかかりますので。3皿コースくらいが丁度いいかもしれませんね。
アラカルトで頼むのも手だと思います。

ただホテルのダイニングという部分に立ち返ってみると、
1:子供と入れる事がそもそも貴重なラグジュアリー感があり
2:椅子もカトラリーも用意されていて
3:子供への対応も良く
4:専用のメニューもある。
これだけ用意をしてもらえるのであれば、価格としては全く高くはないと思います。

子供の飽きへの対応は「大人のわがままなんだから頑張れ!」という感じでしょうか。
ホテルなのでオムツ替えは容易ですが、たまたまオムツ替えルームの鍵が壊れていて、間違って開けてしまったので、注意は必要。
まあ近くに三越があるので、心配ならそちらをご利用くださいませ。


ここはまた行きたいですね。
子連れのリッチなランチには向いています。


住所: 東京都中央区日本橋室町2-1-1 マンダリンオリエンタル東京38F
店名: K Shiki(ケシキ)
電話番号: 03-3270-8188
営業時間:
6:30~23:00
朝食営業、ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業


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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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