YPSILON(イプシロン:青山)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。


本日は先日のワイン会のお料理です。
会場は青山にあるイプシロンというイタリアンレストラン。
店外の写真は撮ってませんが、見るからにおしゃれな、イノベーティブ感のあるレストランです。
オープンキッチンなのもいいし、適度にカジュアルなのもまた良いです。

料理もかなりモダンな、綺麗なプレゼンテーションで、食材同士の調和をすごく大切にしてる感じです。
ワインは先述の通り、ピエール ペテルス。
どの料理も大変ワインによく合いました。



◾︎「帆立貝と新玉葱のムース淡雪仕立て~牡丹海老 雲丹 いくらのアクセント」(★★★+)


しっとりとした新玉ねぎのムースの中にボタンエビ、雲丹、いくらを潜ませたもの。エディブルフラワーを使ったプレゼンテーションも華やかですね。
ホタテと新玉ねぎの滑らかで甘みの強いムースと、これまた別種の甘みを感じる生海老と生ウニが最高。甘みと滑らかさを軸にして、そこにいくらのほのかな塩辛さとコーンのクリスピーな食感ががアクセントとして効いている。
豪華さを感じる一皿。


◾︎「ミル貝と墨イカとホワイトマッシュルームのシャルドネビネガーマリネ~春野菜のサラダに合わせて」(★★★)


シャルドネビネガーで甘酢漬けにしたミル貝とスミイカのマリネ。コクのあるビネガーの酸っぱさとそれを包み込む甘み。野菜とスミイカ、ミル貝の食感の違いも面白い。
シャンパーニュとも非常に調和した。


◾︎「北海道根室産キンキと蛤のヴァプール~フルーツトマト"珊瑚樹"と山伏茸のプッタネスカソース」(★★★+)


キンキとハマグリの蒸し煮に唐辛子などのスパイスが効いたプッタネスカソースを添えたもの。
プッタネスカ自体魚介と相性が良いように思えるので、エキス感のあるキンキや貝類とも全く違和感がなく調和する。味わいの輪郭がはっきりとしており、とても美味しい。


◾︎「白兎とフランス産ホワイトアスパラの煮込み~イタリア産春トリュフ"ビアンケット"の香り」(★★★+)


目の前でトリュフをふりかけてくれる。香りがかなり立ってきますね...いい。
兎の煮込み。香味野菜とアスパラガスのペーストちっくなのがすごく美味しい。旨味と甘味がある。兎は少し強めの胸肉のような食感。ジューシーでエキス感が感じられる。
ホワイトアスパラガスもまだ小さいですが、甘くて、春っぽくていいですね。


◾︎「のれそれとクレソン、春菜のパスタ~カラスミをふりかけて」(★+)


アーリオオーリオベースのパスタ。のれそれという穴子(鰻)の稚魚、蕾菜、カラスミをたっぷりとふりかけてある。
のれそれって初めて食べましたけど、すごい不思議な食感。ヌルヌルしていてジュンサイのぬめりみたいなのがある。個人的にはちょっと好きじゃない食感。
オイルベースのカラスミパスタとしては最高に好きな感じなんですが...
難しい食材じゃのう...


◾︎「苺を閉じ込めたしゅわしゅわジュレ~ポール ジローのジュレ ド レザン」(★★+)


ポール ジローのグレープジュースを使ったデザート。
イチゴを入れたジュレに淡雪のようなソルベが乗っていて、それを崩して頂く。冷たさとスパークリングの刺激が面白い。イチゴとブドウジュースの甘さ含め、シャンパーニュとも相反せず楽しめるデザート。


基本的にはシャンパーニュに合うようにメニュー構成が組まれているので、どれもとても良く合っていたと思います。
料理自体もかなり素晴らしく、好みのはっきりとした味付け。価格的にもリーズナブルで、かつ比較的入りやすいのもポイント高いですね。
会社が近かったら通っちゃいますね...
やっぱりワイン好きの方は良いお店を知っているんだなあ、と。ひとりで感心してしまったりしています。


住所: 東京都港区南青山5-16-1 青山ビル1F
店名: Ypsilon Aoyama(イプシロン 青山)
電話番号: 05055927273
営業時間:
月~土 11:30~14:00(LO)
    18:00~22:00(LO)
    22:00~26:00【Barタイム(小鉢とお酒のみご注文可)】

REGALO(レガーロ: 参宮橋)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。



本日もイタリアン。
参宮橋のレガーロに行ってきました。
こう、微妙に山手線から離れるのがやらしいですね...
新宿から2駅という。び...微妙...
タクシーで行ったほうがいいのやら、徒歩の方が良いのやら微妙に掴みにくい...僕は小田急で行きましたがー。



シェフはTomomi Ogura氏。
イタリア、ミラノ近郊のベルガモにて研修後、西新宿カッフェアロマティカ、幡ヶ谷DIRITTOにて修行。
2008年9月に富ヶ谷にてREGALO dal DIRITTO開店。2010年2月に新たに「REGALO」開店。
ミシュランガイド2017 東京版では*1を獲得しています。

とりあえず、まずはスプマンテから頂きます。


生産者: ???
銘柄: ???

あとでラベル調べればいいやーと思っていたのですが、まさかの調べられず。
誰か知ってたら教えてください。
外観は濃いめの黄金色、粘性は中庸。
かなりクオリティの高いスパークリング。
樽とMLFが効いた高級感とボリューム感溢れる味わい。
骨子はシャンパーニュに近く感じる。
塩ナッツやバター、ヨーグルトの様な風味に、ライムや青リンゴの様な旨味の強い果実味とフレッシュハーブや草の様な風味が現れる。
味わいは少し参加した様な旨味と出汁を感じる味わい。
オレンジやレモン、塩気を感じさせる余韻がある。



▪️ストウッツィキーノ「帆立 ブラータチーズ グレープフルーツ」(★★)


北海道産帆立、ブーリア産ブラータチーズをサラダ仕立てで。
グレープフルーツの酸味をブラータチーズが柔らかくし、甘さを際立たせている。しっかりと火の入った食感豊かな帆立とその香ばしい風味もチーズが包み込む。
美味い。


▪️アンティパスト「金目鯛のカルパッチョ」(★★★)


脂の乗った金目鯛を厚めにカット、ビネガーとディルを添えている。鯛はしっかりとした食感で脂も良く乗っている。ビネガーオイルは甘く、鯛の油分によく合うし、塩がよく甘みを引き立てる。
大きめのカットが気前が良く嬉しい。


▪️アンティパスト「卵とフォアグラのグラタン 白トリュフ風味」(★★★+)


グツグツ煮えてチーズとトリュフの香りがものすごく立っている。卵をガーリックオイルで煮立てている感じか。
フォアグラが入っていて、めちゃくちゃ濃厚。しかも卵のとろみと合う。マッシュポテトらしきものも入っている。
軸はトリュフとガーリックの風味を帯びたオイルとフォアグラ、パルメザンチーズ、卵黄だろうか。濃厚さでとても良く調和が取れている。



美味しそう。


▪️プリモピアット「スパゲティ アラビアータ」(★★★)


ニンニクと唐辛子が効いたトマトソースベースのスパゲティ。まさかの普通なプレゼンテーション。
オリーブオイル、トマトの旨味、力強いニンニクの風味、そして唐辛子のスパイシーさがはっきりと感じられる。
パスタは少し硬めにゆであげている。
堅実に上手く、飛び出たような味ではないんだけと、スタンダードに食材のバランスが取れたようなアラビアータ。


▪️プリモピアット「自家製パッパルデッレ ラディッキオのボロネーゼ」(★★★★)


きしめんサイズのパッパルデッレ。
ラディッキオを基軸にしつつ牛肉のラグーソースが効いている。ホールスパイスと牛肉の脂と旨味がひたすらが目立つ。ラディッキオはほのかな苦みと豊かな食感を与えるに留まっている。おお振りの具材をパッパルデッレが良く拾ってくれる。美味い。


▪️セコンドピアット「オーストラリア産 仔羊の炭焼きロースト」(★★★+)


炭でカリッと香ばしく、中はしっとりと火が通った仔羊。
大体ラムチョップ2本分くらいの分量。胡椒、柑橘、肉汁のソース。付け合わせは甘い玉ねぎ。
炭で火を入れたのがこれだけ絶妙とは。エキスは完全に閉じこもっているし、外側と内側の食感のコントラストも素晴らしい。羊肉的な臭みはまあありながらも、強くはなく、自然に頂ける。脂身はやや強め。


▪️ドルチェ「グレープフルーツのクリームブリュレ」(★★)


生乳的でバニラの香り際立つクリームの中に、ピンクグレープフルーツ、グレープフルーツのジェラートが潜んでいる。クリームの中のあってグレープフルーツは爽やかでほのかな苦みを感じさせる。滑らかで上品で清涼感がある。
焦がした部分は香ばしく、甘み際立つ。美味い。


▪️ピッコラ パスティチェリア「抹茶のカステラ」
(写真なし)



大変美味しかったです。
イノベーティブやフュージョンに慣れると、トラディショナルな感じの料理ですが、お値段もカジュアルで、かなり満足感は高いですね。
卵とトリュフのグラタン、パッパルデッレがすごい美味しかったです。あと玉ねぎが乗ったフォカッチャ。
パンはおかわりが来なかったので、そこは残念でしたけど。
お値段に対する満足感は高いので、非常にいいんですが...場所がね...なかなか行きにくい場所ですねえ。


住所:東京都渋谷区代々木4-6-2 宍戸ビル B1F
店名: Regaro(レガーロ)
電話番号: 03-6383-3384
営業時間:
11:30~14:30(14:00LO)
18:00~22:00(LO)

[火~土]
22:00~27:00(ワインバー)
ランチ営業、夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、日曜営業

Restaurant L'asse(レストラン ラッセ:目黒)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。

こんにちは、HKOです。
本日はイタリアン。
レストラン ラッセに行ってまいりました。


目黒駅から5分くらいのちょっとわかりにくいところにあります。

シェフは村山 太一氏。
2000年にイタリアに渡り、2つ星2店舗で修行し、3つ星 ダル ペスカトーレでは副料理長に就任、2011年に帰国後レストラン ラッセをオープンした。
ミシュランガイド2017年 東京版では*1を獲得しています。


今回はランチなので軽めのショートコース。
構成としてはアミューズ、前菜、パスタ、パスタ、メイン、デザート、プティフールの7皿コース。
ショートかな...?



平日なので水で。
綺麗な装飾のヴェネチアングラス。
緻密ではないが、味がある。


▪️ストウッツィキーノ「サツマイモのスープ パルマ産生ハム」(★★)


スイートポテトの様なクリーミーで甘露なペーストと、生ハムの穀物の風味、塩気とのコントラストが秀逸。


▪️フォカッチャ「自家製フォカッチャ」(★★)

しっかりとした重みを感じさせるフォカッチャ。フワフワとねっとりとした食感。麦の香りか強く、香ばしさと塩気を感じさせる。
自家製のバターも素晴らしい。


▪️アンティパスト「淡路産ヒラメのカルパッチョ」(★★)


孟宗竹を開いた皿とともに。
柑橘を使ったビネガーとクレソン、エディブルフラワーを添えている。
プリプリとしたヒラメの食感。ほのかに脂を感じられる。
結構ヒラメに味があるので、ビネガーオイルと柑橘の風味が好相性。


▪️プリモピアット「蟹のカッペリーニ 」(★★★★)


カニのほぐし身を乗せた暖かいカッペリーニ。
キャベツの様な甘い野菜、オリーブオイルとカニの出汁がしっかりと感じられるスープで構成。
スープに強烈な旨味がある。カニのエキスとオリーブオイルが凝縮。細いカッペリーニに絡む。ほぐし身も旨味がとても豊かで、スープを吸って、味わいを更に引き上げてる。木の様な清涼感のあるオリーブオイルの風味が素晴らしい。


▪️プリモピアット「4種類のチーズのラビオリ」(★★★★)


パルメザン、リコッタ、モッツェレラ、マスカルポーネ。
パルメザンを中心にした強烈な旨味成分を持った塊。
ラビオリの中には液体化した濃厚なチーズ、ラビオリ自体にも強めに練りこんである。シンプルながら、一塊の力強さが素晴らしい。香りも強く、非常にパワフル。



藤次郎のナイフ。刀と同じ製法で。持ち手はローズウッド。


▪️セコンドピアット「45日熟成近江牛のロースト」(★★★★)


有田の皿とともに。
付け合わせはスティック セニョール。
サシがジューシーで熟成の旨味もすごい感じる...
和牛ならではのサクサクとした食感。赤身の血の風味とサシの甘みが相乗。付け合わせの椎茸が更に旨味を押し上げる。ソースのジュ ド ヴォーのソースもほのかにスパイス感があり、肉とよく合う。


▪️ドルチェ「パンナコッタ」(★★★)


さちのか、ベリーのソース、シャンパーニュのゼリー、パンナコッタ
パンナコッタの生乳、クリーム感が当然ながらイチゴやベリーソースと合う。そしてシャンパーニュのゼリーは少し酸化的でピリッとした風合いがある。
上品で非常に美味。


▪️ピッコラ パスティチェリア「ラッセ(ミニャルディーズ)」(★★)




(左から)
1: 濃厚なシュークリーム
2 : 砂糖漬けのオレンジピールはほのかな苦みと砂糖の食感が良い。
3: コーヒークリームを包んだ蕩ける非常に滑らかなショコラティーニ。
4: ラズベリーとブルーベリー、砂糖菓子はベリーの酸味に甘みを自然に付加してくれる。華やか。
5: コルネット。軽やかなコーンとキャラメルクリーム。
6: 重く卵黄感が突出したクレームキャラメル。


えっ、これで5000円...コスパ良すぎでは...??
料理自体はトラッドでシンプルな構成のものが多いですが、どれも火入れや味わいの組み合わせが本当に匠の技といった感じ。塩やフォンの使い方のバランスの取り方が素晴らしいのです。
パスタは蟹の出汁、オリーブオイルが絶妙だし、ラビオリはたっぷりチーズを使っているけど重すぎない。肉の火入れも絶妙。荒々しくても美味しいイタリアンだけど、物凄く繊細なところで気を使われている感じがします。
アロマフレスカみたいな華やかさはないのですが、皿やパスタプレートの木の香りも料理に活かしてたりして、堅実かつ緻密。素晴らしいのです。
オススメです。


住所:153-0063 東京都目黒区目黒1-4-15 ヴェローナ目黒B1
店名: Restaurant L'asse(レストラン ラッセ)
電話番号: 03-6417-9250
営業時間:
Lunch: 12:00-15:00 (L.O. -13:00)
Dinner: 18:00-23:00 (L.O. -21:00)

PROA(プロア:タモン)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
本日はグアム第二弾のプロアです、




グアムには珍しいオシャレな佇まいのレストラン。
タモンのはずれにあります。

トリップアドバイザーではグアム2位のレストランとのこと。


しかしここも驚きの大行列...
1ヶ月前に電話予約をしたから良かったものの、素直に来訪していたらえらい事になっていた...危ねえ。
店内は至ってカジュアルな雰囲気ですが、全体的にモダンで小綺麗にまとまっています。



グラスワインの種類もとても豊富です。
今回はヤルンバ シラーズを。
やや温度が高く、少し緩い。


ここはコースがない為、アラカルトで。
サラダ、メイン、メイン編成で行きます。


◾︎「Grow Guam Salad」(★★)


グアム野菜サラダ。
ミックスベビーサラダとバッファローモッツェレラチーズのフライ。ソースはザクロのハニービネガー、バジルオイル。
甘酸っぱいフルーティーなソースのサラダ。
サラダやソース自体は軽めですが、モッツェレラのフライは(軽めのモッツェレラとはいえ)生乳分とフライがやや重たく感じる。
最もスタンダードなサラダでこれとは...


◾︎「Big Feller Trio Platter」(★★★)


スペアリブ、鳥のもも肉、ビーフのトリオBBQ。
チャモロ伝統料理のレッドライスを添えている。
甘辛のスパイシーなBBQソースでグリルした3種類のお肉。


スペアリブ3本。


もも肉1枚。


牛肉3枚。

美味しくないわけはない。
繊細さは皆無だが豪快。牛肉は少し脂と水分が抜けすぎててパサパサしていたが、豚肉と鶏肉はジューシーに仕上がっている。
豚肉の1本あたりの可食部はやや少なく、骨に付いた肉をこそげ落とす様に頂く。
付け合わせのレッドライスはチャモロの伝統料理。
チキンライスやケチャップライスに見えるが、アチョーテの実で色付け、香り付けをしたフライドライス。



◾︎「Asian Pesto Marinated Ahi Tuna」(★★★+)



ブラックセサミのスチームライスに、大きく切り落としたマグロのタタキ、酢漬けの玉ねぎ。ソースは海鮮山葵バターソース、素揚げした枝豆を添えている。
まずマグロのタタキのサイズに驚く。厚さ8cmはあろうかというマグロの切り身が目に入る。赤身だが適切な脂分があり、それを補う様なバターソース、退避させる様なワサビや玉ねぎのピクルスで引き締められている。
ワサビとの組み合わせはさながら寿司だし、バターソースはフレンチ的で面白い。また単調な食感に混じる素揚げの枝豆もとても良い、



◾︎「Natalle's Spaghetti and Meatballs」


ちなみに子供向けメニュー。こうしたキッズメニューがあるのはありがたい。
ミートボールが入ったトマトソースのスパゲティー。


驚く程のお店ではないにせよ、雑然としたお店が大半を占める中で、この雰囲気のお店はありがたい。
料理自体も伝統料理が軸になっていますが、フュージョン的というかイノベーティブ的です。
食の発展した東京においては「少しオシャレなビストロ」くらいなもんですが、この場においては貴重な店舗だと思います。


住所: 429 Ypao Beach Pale San Vitores Road, Tamon, Guam
店名: Proa(プロア)
電話番号: +1 (671) 646-7762
営業時間:
11:00~22:00

CRONY(クローニー: 西麻布)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
本日は12月にオープンしたばかりのクローニーに行ってまいりました。


ミシュランの星付きレストランが立ち並ぶ首都高3号渋谷線の下にあります。

このクローニー、スタッフが精鋭揃いで、オープン直後からある種の人たちの中では話題になっていました。
カンテサンスのディレクトールだった小澤氏を軸に、コラージュの小野寺氏、カンテサンスを経て、デンマークのKADEAU、ノルウェーのMAAEMOで修行の後、ティルプスのシェフとなった春田氏など経験豊かなスタッフが揃っています。

スタイルはイノベーティブ、フュージョン。
フレンチとノルディック キュイジーヌの融合。



テーブルウェアも簡素です。



20:00までは予約のみの12皿のおまかせコース。以降はアラカルトなるようです。
店内が混み合っていた為、提供はスムーズとは言えなかったですが、あの席数としては十分ではないかと。
早い時はものすごく次の皿が早い、待つ時は暫く待つ。そんな感じではあります。


シャンパーニュはリシャール フルノー。



まずはスナックからです。


◾︎スナック「石」(★)


ジャガイモとグァンチャーレのクロケットに 竹炭で色付けしたもの。
優しい歯ごたえのクロケットで、ジャガイモと塩気の効いたグァンチャーレがよく合います。


◾︎スナック「菜の花 マスタード」


菜の花にスモークマスタード、エディブルフラワーを添えたもの。ブロッコリーに食感や味は似てますね...。
マスタードがサラダ的な風味を感じさせる。
菜の花、おひたしでしか食ったことねえわ...


◾︎スナック「人参 雲丹」(★★)


人参のペーストを薄く焼き、雲丹のムース、人参のムースを挟んだもの。ポテトチップス的な風味を感じるチップスに挟まれた雲丹のクリーミーで滑らかなムース、程よい人参の甘さを感じる。
人参はフルーティーで果実の風味を感じさせる。


◾︎スープ「チキンスープ トピナンプール」(★★)


とても濃厚でやや塩辛さを感じるスープ。
鳥の出汁の凝縮感とキクイモの土っぽい香りを明確に感じられる。力強い旨味の爆発。


◾︎アントレ「エビ ピクルス 根セロリ」(★★★)


玉ねぎのピクルスの窪みにエビのすり身を入れている。少し紫蘇の風味を感じさせる。香り豊か。
根セロリのソースの滑らかさも素晴らしい。ピクルスは酸っぱさはなく、玉ねぎの甘さをはっきり感じさせるもので、エビの甘みとすごく調和している。ねっとりとしたエビとサクサクの玉ねぎのコントラスト。


すり身が入っています。甘い!


次のワインは食事とも安定したペアリングが出来る、ヴァンジョーヌ。


生産者: ジャン リケール
銘柄: アルボワ グラン エルヴァージュ VV 2010

外観は透明度の高いイエロー、粘性は中庸。
酸化的な香ばしい塩ナッツの香りと柑橘の爽やかさ、バターやクリームのまろやかな香りを漂わせる、
温州みかんやシトラスのような爽やかな果実味、相反する酸化のナッツや塩のニュアンス、そしてMLFの要素。
ほのかにアルコール感があり、ハーブのようなニュアンスや油分を思わせる風味がある。徐々にシロップのような甘みや穀物のニュアンスも。
ボディは酸は柔らかく、旨味がとても突出している。
柑橘のジャムを頂くような味わい。なかなか素晴らしい。


◾︎アントレ「タラの芽 グリンピース ハツ」(★★★★)


タラの芽のムース、初物のグリンピース、鴨のハツ。
しっとりとしたハツとグリンピースの食感のコントラストが面白い。タラの芽の苦みがグリーンピースのローストの苦みと調和し、ハツに立体感を与える。ハツはプレーン、それに塩や複雑な風味を与える役割を果たしている。


◾︎パン「カリフォルニア3つ星"セゾン"の技法と酵母を使ったサワーパン」「ヨーグルト乳清を使ったホイップバター」(★★★+)


外側は厚みがありクリスピー(クイニーアマンのよう!中側はしっとりねっとりとした味わい。
塩気の効いた軽いホイップバターがすごくよく合う。


◾︎ポワソン「萩産鰤 春キャベツ ワカメ 春キャベツのソース ふきのとうのピューレ」(★★★★)


萩産鰤(10kg)のレアステーキと、春キャベツ、ワカメを添え、春キャベツのソース、ふきのとうのピューレを合わせていただく。
ワカメが想像以上に効果的な働き方をしている。芽キャベツはほっこりとしつつも強烈な甘みを感じさせる。
さながら海苔を思わせる風味。内側はレアで皮はパリッと仕上がっている。程よく血合の鉄分を感じさせる。
鉄分とピューレの苦みを芽キャベツの甘さが中和。ソースに甘みがあり、焦がしたところには明確な鰤の風味が現れる。
ピューレはハーブ感があり、ふきのとうのほのかな苦みを感じる。


赤はボルドーを。


生産者、銘柄: シャトー シャンテリュン 2008

外観は透明感のあるガーネット、粘性は中庸。
重くなりすぎず、複雑さを維持しながら果実味を演出している出来の良いカベルネソーヴィニヨン。エレガント。
タイプとしては南アフリカ的なボディを感じさせる。
牛脂やコーヒー豆の様な香りの中にブラックベリーやダークチェリー、カシスのフレッシュな果実味を感じさせる。
ほのかに酸を感じさせる果実の香り。スミレや芍薬の様な風味。土やハーブ類の青さもある。
カリフォルニアには作れない方向性のもので、ハーブ感がしっかりと。グローヴ、そして上白糖の様な風味を感じさせる。
口当たりは軽く、タンニンも酸もシルキーでとてもキャッチー。高いワインではなさそうだけれども、ボルドーはこうあってほしい、という様な作りのワインになっている。


◾︎ヴィアンド「シンシン キノコ 黒ニンニク」(★★★★)


絶妙な火入れのサシの入った赤身、シンシン。ソテーした細切れのアワビダケ、パウダー状にしたマッシュルーム、ブラックトランペット。黒ニンニクの濃密なペーストで構成。
柔らかくふわりとした食感のシンシンのローストにキノコの香りが素晴らしく混じり合う。脂の甘みも大変上品。
そのままでも十分キノコの複雑さ、食感の面白さを感じることが出来るが、スペイン料理的な黒ニンニクの濃厚な風味、甘みが脂によく調和する。春田シェフの火入れは相変わらず素晴らしく、キノコのソースと合まって、赤みの旨味と脂身の甘さを強く感じさせる。
ポーションが大きめなのも嬉しい。



シャンピニオン盛り盛りなので、とりあえず除いてみました。


◾︎チーズ「ロックフォール パン ハチミツ」(★★)


液体窒素で固めたロックフォール、パン、ハチミツ。
全てが固まっている。ロックフォールの独特の風味に甘いハチミツが絡み合う。
口の中でロックフォールが主張するが、溶けてパンやハチミツが調和を始める温度を使った料理。サクサクのパンの食感が楽しい。


◾︎デセール「レモンパイ」(★★+)


レモンクリーム、日向夏、焦がしキャラメルの上にメレンゲを添えたもの。
軽やかなメレンゲの食感。甘みを感じさせるそれに、レモンクリームの酸味、バニラの滑らかさが混じり合い、一体化したスイーツとなる。塩気と甘み、酸味の相反した味わいがそれぞれの美味しさを引き出すデセールとなっている。


◾︎デセール「ひとめぼれのアイスクリーム 獺祭 純米大吟醸 磨き3割」(★★+)


お米の可能性を感じる。さながら南国のフルーツの様や甘みを帯びている。クリーミーな甘さの中で、日本酒の苦みが引き締めてくれる。非常に蕩けるような味わいで、かつビター感を感じさせる。


◾︎ミニャルディーズ「石」(★★)


冷たいナッツのクッキー


◾︎グァテマラ産コーヒー(★★)



以上、かなり長丁場なディナーになりましたが、どの皿もクリエイティブで目にも舌にも楽しくって飽きは来ませんでしたね。カウンター席だったので調理の様子も見れましたし。
そして肉や魚の火入れも絶妙ですね。
これはティルプスに行った時にも思ったのですが、特に肉料理が絶妙です。そこにキノコなどの土の要素を加えて、黒ニンニクと脂の甘みを相乗させてるのは、かなり好みでした。
価格自体は安くはないですし、ワインの値付けは強気なところを感じますが、全体的な満足度はとても高いと思います。



住所: 東京都港区西麻布2-25-24 NISHIAZABU FTビル MB1F
店名: CRONY(クローニー)
電話番号: 03-6712-5085
営業時間:
18:00~翌2:00
シェフおまかせのコース提供は18:00~20:00(L.O) 要予約
21:00以降はアラカルトを提供(2017年1月から)
夜10時以降入店可、夜12時以降入店可
プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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