【シャンパーニュ:77】セルジュ マチューの安価で高品質なBdN

こんにちは、HKOです。
本日はセルジュ マチューのスタンダードキュヴェ、トラディションです。


【データ】
(インポーター資料より)
オーブ最高の造り手にして、シャンパーニュの全生産者の中でも最も高く評価されているRMのひとつ、セルジュ・マチュー。
 当主ミッシェル・ジャコブは実質ビオロジーの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培に精魂込め、オーブならではのリッチで贅沢感のあるピノノワールとシャルドネをつくっています。
 マチューのシャンパンはとりわけフランスのガストロノミー界で絶大な人気を博しており、“肉料理の名人”と言われながら突然「野菜料理宣言」をしてパリにセンセーションを巻き起こした3つ星「アルページュ」の天才シェフ、アラン・パッサール、同じくパリの名店「アピシウス」のジャン・ピエール・ヴィガト、ランスの名門「ボワイエ・レ・クレイエール」のジェラール・ボワイエといったフランスを代表するグランシェフ達が惜しみない賞賛の声を送っています。また、2004年度世界ソムリエ・コンクールで優勝したパリの3つ星「ル・サンク」のエンリコ・ベルナルドが仏「フィガロ」誌に発表したトップ10シャンパンの中にも、マチューのブリュット・プレスティージュが入っています(他はサロン'90など)。
 しかしまずは、「オーブの魂」というべきピノノワール100%のスタンダードキュヴェ「ブリュット・トラディション」をお勧めします。
キュヴェ トラディション ブラン ド ノワール NVはピノノワール100%のブラン・ド・ノワール。平均樹齢35年。現在販売中のものは、2010年産が85%、2009年産が15%のブレンド。ドザージュは8.6~9.5g/l。24ヶ月熟成。


【テイスティングメモ】
生産者: セルジュ マチュー
銘柄: キュヴェ トラディション ブラン ド ノワール NV
品種: ピノノワール100%

微妙に赤みを帯びたイエローで粘性は中庸、泡は溌剌と立ち上っている。
やや熟成を帯びた塩気とピノノワールらしいリンゴの様な果実味、そしてバターの様なオイリーなニュアンスが特徴的で、ブラン ド ノワールの典型的な風合いを感じさせる。赤リンゴやネクタリンの様な果実味と共に塩バター、イースト、ヘーゼルナッツの様なニュアンスが感じられる。バランスとしては果実味とバターを軸にしている。
白い花やドライハーブなどの要素が見られる。
酸は厚みがあり、エッジが効いている。
すり潰したリンゴや塩気、旨味を強めに感じさせる長い余韻。
価格の割に贅沢な作りをしている。


【所感】
インポーターの評価はだいたい話半分で見てるんですが、これはすごく良いですね...マジでいい。
ピノノワールと酸化熟成の旨味を強烈に押し出したタイプのシャンパーニュで、クリアなペテルスやユリスコランタイプというよりはセドリックブシャールやジェロームプレヴォーに近しい感じですかね。
比較的力強いタイプのシャンパーニュだと思います。ただゴリゴリの重いタイプではなく、緻密でさまざまな要素が複合したもので、高額なBdNの様な硬質感はありませんが、明らかに価格以上の価値を感じられるものとなっています。
熟成ポテンシャルは程々、と行った感じですが、かなりいいですね。
贅沢なシャンパーニュだと思います。





【チリ:2】コンチャイトロ、サンライズ ブリュット

こんにちは、HKOです。
本日はコンチャイトロのそこらへんで売ってるスパークリングです。
ネタ切れ感半端ないですね!

今回のは大分昔に飲んだ事がある銘柄で今飲んでみたらどうなんだろうな、という観点で飲んでみました。


生産者: コンチャイトロ
銘柄: サンライズ ブリュット NV

外観は透明に近い淡いイエローで粘性は中庸、泡は溌剌と立ち上っている。
レモンやライチなどの溌剌とした果実味と共に、豊かなハチミツの様なキャッチーな芳香が感じられる。フレッシュなハーブ、塩ビ、リコリスやパイナップルの様な厚みのある酸が感じられる。
良くも悪くもデイリーのニューワールド的で、親しみやすくはあるが、複雑さや洗練さはあまり感じられない。
ザックリとした酸と、果実の厚みが感じられ、レモンを思わせる余韻を残す。


少し荒い気もしますが、一般的に売っているスパークリングでは、まあ平準的かもしれません。
決して美味しくないわけではなく、さりとて飲めないわけでもなく...
無ければ十分楽しめるものだとは思います。
レストランで出すには脳死だと思いますが、家飲みには十分かと思います。


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da olmo(ダ オルモ: 神谷町)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。

こんにちは、HKOです。
本日は虎ノ門のダ オルモに行ってまいりました。



虎ノ門というか神谷町に近い感じ。
アークヒルズ仙谷山が見えます。



シェフは北村征博氏。
北イタリア、トレンティーノ アルトアディジェ州がベース。アル ピーノ(ロンバルディア州)、パオロ テヴェリーニ(エミリア ロマーニャ州)、 シューネック(トレンティーノ アルトアディジェ州)で各1年修業を積む。
帰国後、日本橋ベアートのシェフを3年務め、2007年9月より新宿三丁目トラットリア ブリッコラのシェフを務め2012年8月退職。ダ オルモを開店...とのこと。
ミシュランガイド2017 東京版では*1を獲得しています。


全体的に金額は控えめなのですが、スパークリングもプロセッコと抑え気味です。大変助かります。


生産者: マルスーレ
銘柄: プロセッコ トレヴィーゾ エクストラドライ NV

外観は透明感のあるストローイエローで粘性は中庸、泡は溌剌と立ち上っている。甘いシロップの様なフルーティーな香り。ライチや洋梨のコンポートの様な風合いを感じさせる。バタークリームなどの要素もあるが基本的にはとてもフレッシュ。杏仁豆腐のシロップに近いかも。
酸味は柔らかく、ほのかに残糖を感じさせる。
余韻にはほのかな苦味。シンプルながらなかなかキャッチーで良い作り。

いいプロセッコです。気に入りました。


◾︎「前菜盛り合わせ」(★★★)


・石鯛のカルパッチョ
石鯛、オリーブオイル。
石鯛のコリコリっとした食感、オリーブオイルの滑らかさと、噛み締めると絶妙な塩気が広がる岩塩。
石鯛のほのかな脂とオリーブオイル、岩塩が絶妙。ディルの爽やかな風味も良い。

・ホタルイカのブルスケッタ
ホタルイカを乗せたカリカリのバケット。
ブルスケッタといえばガーリックとトマトだが、これはホタルイカ。ホタルイカの味噌の濃厚さとコク、烏賊の磯の香りが意外にもバケットに合う。ホタルイカの食感とカリカリのバケットの食感のコントラストもいいなぁ。

・ナツメグとジャガイモのキッシュ
ほくほくのジャガイモのキッシュ。芋の甘さを感じる、シンプルなキッシュ。ほのかにナツメグの風味が鼻に抜ける。

・牛レバーとフォアグラのパテ
結構癖が強い野生的なレバーパテ。フォカッチャと共に頂く。

・熟成ジャージー牛の塩漬け
熟成したジャージー牛の生ハム。というか生肉に近い。
味は極端に塩気がある訳じゃなくてプレーン。ただそこから感じるアミノ酸的な旨味は相当強まっている。
ほのかにリコリスの風味っぽい香りがある様な。

・菜の花 マスタードソース
お浸しに見えるけど、菜の花にマスタードのドレッシングがかかったもの。結構マスタード風味が強く、辛味と酸味がはっきりしている。謎なのはメロンの様な含み香があるところ。不思議。余韻に広がる苦味も素敵。



◾︎「五島列島 石鯛のラサ」(★★★)


生パスタをチーズのおろし金で細かくしたもの。石鯛のソース、オリーブオイル。
アーリオオーリオと石鯛のフュメを軸にした味わい。
魚介感の出汁感、オリーブオイルの青い味わいが好きな感じ。引き締まった石鯛の身もエキスと旨味がたっぷり。
パスタは柔らかいが、リゾット的で、よくスープをつかんでいる。
そして、印象的なのはトマト。強烈な旨味、甘みが全体を別の印象に変える。フルーツトマト。石鯛と絶妙な旨味を放ち、アクアパッツァ的な印象も受ける。


◾︎「子羊と山羊のスパゲッティ 白ワイン風味」(★★★+)


胡椒とタイム、山羊の香り漂うパンチのあるパスタ。
香りがすごい。
タイムなどのスパイスも強烈だが、やはり山羊の香りが一番軸となっている。
山羊と子羊はしっとりと柔らかく煮込まれており、ソースと共に強烈な旨味と香りが放っている。合わせて塩気が絶妙で、出汁の風味と共にソースの軸を果たしている。
パスタは歯切れが良いがしっとりとしたもの。



◾︎「白金豚の炭火焼き 季節野菜のソテー添え」(★★★)


白金豚の炭火焼。ちょっと宮崎の地鶏もも焼きを思わせる感じ。
甘い脂身とねっとりとした質感の肉質に、苦味を伴う香ばしい炭火の風味と苦味。火入れも素晴らしく、噛み締めるとエキスが溢れ出る。瑞々しい。塩気と豚のエキス、苦味が絶妙。
栃木産川田農園の野菜のソテー(ごぼう、蕪、蓮根、ほうれん草、ジャガイモなど)。
このソテーがまた美味しくて、野菜の甘みと焦がした香ばしい香り、苦味、ほのかな塩気が調和している。またジャガイモの薩摩芋みたいに甘い。


◾︎「デザート盛り合わせ」(★★)


・ボネ
濃厚なチョコレートのプリン。
ほのかにアーモンドやチェリーリキュールの様な風味を感じる。生クリームを添えていただく。

・リンゴケーキ
素朴なリンゴケーキ。ふわっとしたスポンジケーキにカットしたリンゴが混ぜ込まれている。リンゴの酸味を感じさせる素朴なケーキ。

・クレマ カタラナ
クリームブリュレ。濃厚なバニラとカスタードの風味。
クリーミー。香ばしいキャラメリゼの焦げ香。


全体的に派手さや華やかさは控えめですが、郷土料理的というか、素直に美味しい料理が多いですね。
どれも料理としては完成度が高くて、個人的には北イタリアってこんな感じなのか...と思って楽しんで頂くことが出来ました。
会社からは近いので、またぜひ行きたいですね!


住所: 東京都港区虎ノ門5-3-9 ゼルコーバ5 1F
店名: da olmo(ダ オルモ)
電話番号: 03-6432-4073
営業時間:
[火~金]
11:30~14:00(L.O) 18:00~23:00
[月・土]
18:00~23:00

【お知らせ】

HKOです。
業務多忙につき、なかなか更新できておりません。申し訳ありません。

更新は4月1日以降となります。
みなさま、引き続きよろしくお願いします。


◾︎近況
最近飲んだ美味しかったワイン。


セルジュ マチューのブリュット トラディション NV。

生産者: セルジュ マチュー
銘柄: キュヴェ トラディション ブラン ド ノワール NV
品種: ピノノワール100%
ピノノワール100%のブラン・ド・ノワール。平均樹齢35年。現在販売中のものは、2010年産が85%、2009年産が15%のブレンド。ドザージュは8.6~9.5g/l。24ヶ月熟成。
微妙に赤みを帯びたイエローで粘性は中庸、泡は溌剌と立ち上っている。
やや熟成を帯びた塩気とピノノワールらしいリンゴの様な果実味、そしてバターの様なオイリーなニュアンスが特徴的で、ブラン ド ノワールの典型的な風合いを感じさせる。赤リンゴやネクタリンの様な果実味と共に塩バター、イースト、ヘーゼルナッツの様なニュアンスが感じられる。バランスとしては果実味とバターを軸にしている。
白い花やドライハーブなどの要素が見られる。
酸は厚みがあり、エッジが効いている。
すり潰したリンゴや塩気を強めに感じさせる長い余韻。
旨味がしっかりとある。
価格の割に贅沢なつくりをしている。



リッチランドのザ ブラック シラーズ 2016

生産者: リッチランド
銘柄: ザ ブラック シラーズ 2016
外観は黒に近いガーネットで粘性は高い。
千円としては良く出来たシラーズで、ブラックベリーやプラムのリキュールの様な甘くアルコーリックな香りが主軸になっている。黒糖的な濃密さ、鉄や薔薇の様な華やかさがある。チョコレート、メイプルシロップ、燻製肉などの野生的な香り。アスパラガス、リコリスなど。
いわゆるバロッサヴァレー的なシラーズで、ヌーンを思わせる。それらと比べると軽やかではあるものの、甘露で滑らかなタンニン、ほのかな苦みがいい感じ。
酸はやや強く、タンニンも厚く収斂的。ただアルコール度数もあり甘く感じる。
3000円程度で見つけた掘り出し物...といった感じ。

ここのところ散財か過ぎたので、少し酒代と食事代を削っています。
グランヴァンはちょっと控えめになりますが、折角なので手に取りやすいワインを少し拡充させていきたいと思います。
もちろん虎の子のグランヴァンも引き続き取り扱っていきます。



最近のご飯はもっぱらこんな感じ。
ご飯を食べる時間も殆どなく夜間まで仕事をしているので、コンビニ飯と吉野家の往復。
ただひたすらに悲しい...

しかしコンビニの麺類、すごく良くなってきましたね。昔は何か、ラーメン的な何かだったと思うのですが、すごくそれっぽく感じます。
それなりに知的探究心が満たされる部分もあったりで楽しいもんです。
まあ、大して味わってもいないんですけど。
4月になったら、コンビニ飯から距離を置いて名店イタリアン巡りしたいな...








【イスラエル】ヤルデン シャルドネ 2015

こんにちは、HKOです。
本日はヤルデンです。
超有名ワイナリーですが、実は飲むのは初だったりします。


【データ】
ゴランハイツワイナリーはイスラエル ゴラン高原 カツリンに1983年に設立されたワイナリー。
イスラエル航空のファーストクラスワインとしても採用されています。
醸造手法は伝統的かつ革新的な醸造手法を組み合わせている。最先端の圧搾、ポンプ施設、コンピューターでの温度管理が可能なステンレスタンクで醸造。徹底した管理システムを構築している。フレンチオーク新樽50%、旧樽50%でシュールリーで7ヶ月熟成。フラッグシップはエルロム ヴィンヤード。


【テイスティングコメント】
生産者: ゴランハイツ ワイナリー
銘柄: ヤルデン シャルドネ 2015

外観はやや濃いめのイエローで粘性はやや高め。
カリフォルニアの典型的なスタイルのシャルドネに酷似したスタイルで、濃密な白桃や洋梨の様な果実味と、甘露な杏仁豆腐、シロップ。そしてバターの様なまろやかさがある。熟度自体はそこまで高くはないが、しっかりとMLFがなされている。フレッシュハーブや白い花のニュアンス。
構造自体はそこまで複雑ではないが、しっかりとしたアルコール感と甘露さを感じさせる。
酸は柔らかくやや余韻に苦味が残る。ハーブや杏仁豆腐、グレープフルーツの様な余韻が膨らむ。余韻は比較的長く、杏仁豆腐のフィニッシュが残る。


【所感】
遅れ馳せながら初めて飲みましたが、これはいいシャルドネですね。とてもボリューム感のあるリッチなシャルドネ。
カリフォルニアの様な温暖な新世界の空気感を纏わせています。果実味の厚みとクリーミーさが併存していて、しっかりとしたアルコール感と甘露さを感じます。
香りも余韻の苦味もまさにそんな感じではあるのですが、少しハーブ感があるのも面白いですね。
程価格帯でこれだけ良ければ、エルロムも相当期待出来そうかも。
ヤルデンはとても有名な生産者なのですが、ワインの文化的な側面で見た場合重要な産地ではあるものの、今ひとつ地味感が否めないイスラエル。隣接するシリアとの問題を抱えていますが、ヤルデンに続く様な生産者がたくさん出てきてくれるといいんですがね...




プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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