YPSILON(イプシロン:青山)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。


本日は先日のワイン会のお料理です。
会場は青山にあるイプシロンというイタリアンレストラン。
店外の写真は撮ってませんが、見るからにおしゃれな、イノベーティブ感のあるレストランです。
オープンキッチンなのもいいし、適度にカジュアルなのもまた良いです。

料理もかなりモダンな、綺麗なプレゼンテーションで、食材同士の調和をすごく大切にしてる感じです。
ワインは先述の通り、ピエール ペテルス。
どの料理も大変ワインによく合いました。



◾︎「帆立貝と新玉葱のムース淡雪仕立て~牡丹海老 雲丹 いくらのアクセント」(★★★+)


しっとりとした新玉ねぎのムースの中にボタンエビ、雲丹、いくらを潜ませたもの。エディブルフラワーを使ったプレゼンテーションも華やかですね。
ホタテと新玉ねぎの滑らかで甘みの強いムースと、これまた別種の甘みを感じる生海老と生ウニが最高。甘みと滑らかさを軸にして、そこにいくらのほのかな塩辛さとコーンのクリスピーな食感ががアクセントとして効いている。
豪華さを感じる一皿。


◾︎「ミル貝と墨イカとホワイトマッシュルームのシャルドネビネガーマリネ~春野菜のサラダに合わせて」(★★★)


シャルドネビネガーで甘酢漬けにしたミル貝とスミイカのマリネ。コクのあるビネガーの酸っぱさとそれを包み込む甘み。野菜とスミイカ、ミル貝の食感の違いも面白い。
シャンパーニュとも非常に調和した。


◾︎「北海道根室産キンキと蛤のヴァプール~フルーツトマト"珊瑚樹"と山伏茸のプッタネスカソース」(★★★+)


キンキとハマグリの蒸し煮に唐辛子などのスパイスが効いたプッタネスカソースを添えたもの。
プッタネスカ自体魚介と相性が良いように思えるので、エキス感のあるキンキや貝類とも全く違和感がなく調和する。味わいの輪郭がはっきりとしており、とても美味しい。


◾︎「白兎とフランス産ホワイトアスパラの煮込み~イタリア産春トリュフ"ビアンケット"の香り」(★★★+)


目の前でトリュフをふりかけてくれる。香りがかなり立ってきますね...いい。
兎の煮込み。香味野菜とアスパラガスのペーストちっくなのがすごく美味しい。旨味と甘味がある。兎は少し強めの胸肉のような食感。ジューシーでエキス感が感じられる。
ホワイトアスパラガスもまだ小さいですが、甘くて、春っぽくていいですね。


◾︎「のれそれとクレソン、春菜のパスタ~カラスミをふりかけて」(★+)


アーリオオーリオベースのパスタ。のれそれという穴子(鰻)の稚魚、蕾菜、カラスミをたっぷりとふりかけてある。
のれそれって初めて食べましたけど、すごい不思議な食感。ヌルヌルしていてジュンサイのぬめりみたいなのがある。個人的にはちょっと好きじゃない食感。
オイルベースのカラスミパスタとしては最高に好きな感じなんですが...
難しい食材じゃのう...


◾︎「苺を閉じ込めたしゅわしゅわジュレ~ポール ジローのジュレ ド レザン」(★★+)


ポール ジローのグレープジュースを使ったデザート。
イチゴを入れたジュレに淡雪のようなソルベが乗っていて、それを崩して頂く。冷たさとスパークリングの刺激が面白い。イチゴとブドウジュースの甘さ含め、シャンパーニュとも相反せず楽しめるデザート。


基本的にはシャンパーニュに合うようにメニュー構成が組まれているので、どれもとても良く合っていたと思います。
料理自体もかなり素晴らしく、好みのはっきりとした味付け。価格的にもリーズナブルで、かつ比較的入りやすいのもポイント高いですね。
会社が近かったら通っちゃいますね...
やっぱりワイン好きの方は良いお店を知っているんだなあ、と。ひとりで感心してしまったりしています。


住所: 東京都港区南青山5-16-1 青山ビル1F
店名: Ypsilon Aoyama(イプシロン 青山)
電話番号: 05055927273
営業時間:
月~土 11:30~14:00(LO)
    18:00~22:00(LO)
    22:00~26:00【Barタイム(小鉢とお酒のみご注文可)】

REGALO(レガーロ: 参宮橋)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。



本日もイタリアン。
参宮橋のレガーロに行ってきました。
こう、微妙に山手線から離れるのがやらしいですね...
新宿から2駅という。び...微妙...
タクシーで行ったほうがいいのやら、徒歩の方が良いのやら微妙に掴みにくい...僕は小田急で行きましたがー。



シェフはTomomi Ogura氏。
イタリア、ミラノ近郊のベルガモにて研修後、西新宿カッフェアロマティカ、幡ヶ谷DIRITTOにて修行。
2008年9月に富ヶ谷にてREGALO dal DIRITTO開店。2010年2月に新たに「REGALO」開店。
ミシュランガイド2017 東京版では*1を獲得しています。

とりあえず、まずはスプマンテから頂きます。


生産者: ???
銘柄: ???

あとでラベル調べればいいやーと思っていたのですが、まさかの調べられず。
誰か知ってたら教えてください。
外観は濃いめの黄金色、粘性は中庸。
かなりクオリティの高いスパークリング。
樽とMLFが効いた高級感とボリューム感溢れる味わい。
骨子はシャンパーニュに近く感じる。
塩ナッツやバター、ヨーグルトの様な風味に、ライムや青リンゴの様な旨味の強い果実味とフレッシュハーブや草の様な風味が現れる。
味わいは少し参加した様な旨味と出汁を感じる味わい。
オレンジやレモン、塩気を感じさせる余韻がある。



▪️ストウッツィキーノ「帆立 ブラータチーズ グレープフルーツ」(★★)


北海道産帆立、ブーリア産ブラータチーズをサラダ仕立てで。
グレープフルーツの酸味をブラータチーズが柔らかくし、甘さを際立たせている。しっかりと火の入った食感豊かな帆立とその香ばしい風味もチーズが包み込む。
美味い。


▪️アンティパスト「金目鯛のカルパッチョ」(★★★)


脂の乗った金目鯛を厚めにカット、ビネガーとディルを添えている。鯛はしっかりとした食感で脂も良く乗っている。ビネガーオイルは甘く、鯛の油分によく合うし、塩がよく甘みを引き立てる。
大きめのカットが気前が良く嬉しい。


▪️アンティパスト「卵とフォアグラのグラタン 白トリュフ風味」(★★★+)


グツグツ煮えてチーズとトリュフの香りがものすごく立っている。卵をガーリックオイルで煮立てている感じか。
フォアグラが入っていて、めちゃくちゃ濃厚。しかも卵のとろみと合う。マッシュポテトらしきものも入っている。
軸はトリュフとガーリックの風味を帯びたオイルとフォアグラ、パルメザンチーズ、卵黄だろうか。濃厚さでとても良く調和が取れている。



美味しそう。


▪️プリモピアット「スパゲティ アラビアータ」(★★★)


ニンニクと唐辛子が効いたトマトソースベースのスパゲティ。まさかの普通なプレゼンテーション。
オリーブオイル、トマトの旨味、力強いニンニクの風味、そして唐辛子のスパイシーさがはっきりと感じられる。
パスタは少し硬めにゆであげている。
堅実に上手く、飛び出たような味ではないんだけと、スタンダードに食材のバランスが取れたようなアラビアータ。


▪️プリモピアット「自家製パッパルデッレ ラディッキオのボロネーゼ」(★★★★)


きしめんサイズのパッパルデッレ。
ラディッキオを基軸にしつつ牛肉のラグーソースが効いている。ホールスパイスと牛肉の脂と旨味がひたすらが目立つ。ラディッキオはほのかな苦みと豊かな食感を与えるに留まっている。おお振りの具材をパッパルデッレが良く拾ってくれる。美味い。


▪️セコンドピアット「オーストラリア産 仔羊の炭焼きロースト」(★★★+)


炭でカリッと香ばしく、中はしっとりと火が通った仔羊。
大体ラムチョップ2本分くらいの分量。胡椒、柑橘、肉汁のソース。付け合わせは甘い玉ねぎ。
炭で火を入れたのがこれだけ絶妙とは。エキスは完全に閉じこもっているし、外側と内側の食感のコントラストも素晴らしい。羊肉的な臭みはまあありながらも、強くはなく、自然に頂ける。脂身はやや強め。


▪️ドルチェ「グレープフルーツのクリームブリュレ」(★★)


生乳的でバニラの香り際立つクリームの中に、ピンクグレープフルーツ、グレープフルーツのジェラートが潜んでいる。クリームの中のあってグレープフルーツは爽やかでほのかな苦みを感じさせる。滑らかで上品で清涼感がある。
焦がした部分は香ばしく、甘み際立つ。美味い。


▪️ピッコラ パスティチェリア「抹茶のカステラ」
(写真なし)



大変美味しかったです。
イノベーティブやフュージョンに慣れると、トラディショナルな感じの料理ですが、お値段もカジュアルで、かなり満足感は高いですね。
卵とトリュフのグラタン、パッパルデッレがすごい美味しかったです。あと玉ねぎが乗ったフォカッチャ。
パンはおかわりが来なかったので、そこは残念でしたけど。
お値段に対する満足感は高いので、非常にいいんですが...場所がね...なかなか行きにくい場所ですねえ。


住所:東京都渋谷区代々木4-6-2 宍戸ビル B1F
店名: Regaro(レガーロ)
電話番号: 03-6383-3384
営業時間:
11:30~14:30(14:00LO)
18:00~22:00(LO)

[火~土]
22:00~27:00(ワインバー)
ランチ営業、夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、日曜営業

Restaurant L'asse(レストラン ラッセ:目黒)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。

こんにちは、HKOです。
本日はイタリアン。
レストラン ラッセに行ってまいりました。


目黒駅から5分くらいのちょっとわかりにくいところにあります。

シェフは村山 太一氏。
2000年にイタリアに渡り、2つ星2店舗で修行し、3つ星 ダル ペスカトーレでは副料理長に就任、2011年に帰国後レストラン ラッセをオープンした。
ミシュランガイド2017年 東京版では*1を獲得しています。


今回はランチなので軽めのショートコース。
構成としてはアミューズ、前菜、パスタ、パスタ、メイン、デザート、プティフールの7皿コース。
ショートかな...?



平日なので水で。
綺麗な装飾のヴェネチアングラス。
緻密ではないが、味がある。


▪️ストウッツィキーノ「サツマイモのスープ パルマ産生ハム」(★★)


スイートポテトの様なクリーミーで甘露なペーストと、生ハムの穀物の風味、塩気とのコントラストが秀逸。


▪️フォカッチャ「自家製フォカッチャ」(★★)

しっかりとした重みを感じさせるフォカッチャ。フワフワとねっとりとした食感。麦の香りか強く、香ばしさと塩気を感じさせる。
自家製のバターも素晴らしい。


▪️アンティパスト「淡路産ヒラメのカルパッチョ」(★★)


孟宗竹を開いた皿とともに。
柑橘を使ったビネガーとクレソン、エディブルフラワーを添えている。
プリプリとしたヒラメの食感。ほのかに脂を感じられる。
結構ヒラメに味があるので、ビネガーオイルと柑橘の風味が好相性。


▪️プリモピアット「蟹のカッペリーニ 」(★★★★)


カニのほぐし身を乗せた暖かいカッペリーニ。
キャベツの様な甘い野菜、オリーブオイルとカニの出汁がしっかりと感じられるスープで構成。
スープに強烈な旨味がある。カニのエキスとオリーブオイルが凝縮。細いカッペリーニに絡む。ほぐし身も旨味がとても豊かで、スープを吸って、味わいを更に引き上げてる。木の様な清涼感のあるオリーブオイルの風味が素晴らしい。


▪️プリモピアット「4種類のチーズのラビオリ」(★★★★)


パルメザン、リコッタ、モッツェレラ、マスカルポーネ。
パルメザンを中心にした強烈な旨味成分を持った塊。
ラビオリの中には液体化した濃厚なチーズ、ラビオリ自体にも強めに練りこんである。シンプルながら、一塊の力強さが素晴らしい。香りも強く、非常にパワフル。



藤次郎のナイフ。刀と同じ製法で。持ち手はローズウッド。


▪️セコンドピアット「45日熟成近江牛のロースト」(★★★★)


有田の皿とともに。
付け合わせはスティック セニョール。
サシがジューシーで熟成の旨味もすごい感じる...
和牛ならではのサクサクとした食感。赤身の血の風味とサシの甘みが相乗。付け合わせの椎茸が更に旨味を押し上げる。ソースのジュ ド ヴォーのソースもほのかにスパイス感があり、肉とよく合う。


▪️ドルチェ「パンナコッタ」(★★★)


さちのか、ベリーのソース、シャンパーニュのゼリー、パンナコッタ
パンナコッタの生乳、クリーム感が当然ながらイチゴやベリーソースと合う。そしてシャンパーニュのゼリーは少し酸化的でピリッとした風合いがある。
上品で非常に美味。


▪️ピッコラ パスティチェリア「ラッセ(ミニャルディーズ)」(★★)




(左から)
1: 濃厚なシュークリーム
2 : 砂糖漬けのオレンジピールはほのかな苦みと砂糖の食感が良い。
3: コーヒークリームを包んだ蕩ける非常に滑らかなショコラティーニ。
4: ラズベリーとブルーベリー、砂糖菓子はベリーの酸味に甘みを自然に付加してくれる。華やか。
5: コルネット。軽やかなコーンとキャラメルクリーム。
6: 重く卵黄感が突出したクレームキャラメル。


えっ、これで5000円...コスパ良すぎでは...??
料理自体はトラッドでシンプルな構成のものが多いですが、どれも火入れや味わいの組み合わせが本当に匠の技といった感じ。塩やフォンの使い方のバランスの取り方が素晴らしいのです。
パスタは蟹の出汁、オリーブオイルが絶妙だし、ラビオリはたっぷりチーズを使っているけど重すぎない。肉の火入れも絶妙。荒々しくても美味しいイタリアンだけど、物凄く繊細なところで気を使われている感じがします。
アロマフレスカみたいな華やかさはないのですが、皿やパスタプレートの木の香りも料理に活かしてたりして、堅実かつ緻密。素晴らしいのです。
オススメです。


住所:153-0063 東京都目黒区目黒1-4-15 ヴェローナ目黒B1
店名: Restaurant L'asse(レストラン ラッセ)
電話番号: 03-6417-9250
営業時間:
Lunch: 12:00-15:00 (L.O. -13:00)
Dinner: 18:00-23:00 (L.O. -21:00)

【ドイツ:10】リースリング、高貴なる一献の味わい

こんにちは、HKOです。
本日はドイツのモーゼルから2本です。


【データ】
ハイマン ルーヴェンシュタインはモーゼルに拠点を置く新世代生産者。当主はラインハルト ルーヴェンシュタイン。
既存のドイツワインの基準ではなく、テロワールを尊重した作りを重視しています。
保有する畑はモーゼル河近くで、寒冷な為生育に時間がかかるものの、多様な土壌(様々な色合のスレート(粘板岩)!の特徴ががぶどうに反映されます。平均収穫量もドイツの平均的な収量と比較すると、約半分程度。
栽培はビオディナミによって行われ、セラーでは天然酵母を使い、ステンレスチールからオークの醗酵槽へ移行。人工的な干渉をせず、大型のオーク樽と、一部ステンレススチール樽で1年を上限に醗酵。スキンコンタクトは長め、セラー内はそのままで温度が低いため温度調整は行いません。マロラクティックを行うかどうかは、自然にまかせているそうです。

エゴン ミュラーはオルツタイルラーゲであるシャルツホーフベルガーの最大所有者であり、モーゼル最上の生産者。
現当主のエゴン4世は、ガイゼンハイムワイン醸造大学で学んだあと、 フランス、アメリカで醸造技術を学び、2001年より自らワイン畑に立ち、指揮を取っています。
虎の子のシャルツホーフベルガーは標高170-320mに位置する気温が低いスレート質土壌が非常に強い土壌を保有。植わっているリースリングの樹齢は100年以上。
収穫は手摘みで1haあたり6000l以下です。発酵はステンレスタンクか大樽で天然酵母を使い発酵。
保有畑はシャルツホーフベルガー以外ではヴィルティンゲンやザールブルク、オックフェンなど複数の畑を所有。
今回はシャルツホーフベルガーの水平で、通常の収穫期に収穫された完熟ぶどうを使用したカビネット、最低1週間以上レイトハーベストされたぶどうを使用、オーク古樽で発酵、熟成したシュペトレーゼ。最後はゴールドカプセルの選定から外れてしまった貴腐葡萄を使用したアウスレーゼの3種類。この上にアイスヴァイン、アウスレーゼ ゴールドカプセル、トロッケンベーレンアウスレーゼがあります。
トロッケンベーレンアウスレーゼ(TBA)はまさに恐ろしい金額で...なんというか飲む機会あんのかな...という感じです。




【テイスティングコメント】
生産者: ヘイマン ルーヴェンシュタイン
銘柄: ウーレン ロートライ レゼルヴ リースリング 2011

外観は淡いイエロー、粘性は高い。
ほのかな残糖感があり、キュッと引き締まった旨味がある。
クリーンでありながら強力な旨味があり、力強い厚みを感じさせるり
ペトロール感が主体的で、アンズやアプリコットの様な旨味の豊かな果実味があり、ヨーグルト、白胡椒、蜜蝋の様な香り、ニンニクの皮。強烈なミネラルがあり、引き締まっていながら、強烈な厚みがある。
酸はしっかりとありながら、ほのかな残糖とのバランス感が絶妙。ほのかな苦みとともにアンズや洋梨の様な含み香が素晴らしい。



生産者:エゴン ミュラー
銘柄: シャルツホーフベルガー アウスレーゼ 2015
品種: リースリング100%

外観は明るいストローイエロー、粘性は高い。
ペトロール香はあるが、それよりも果実の風味の方が強い。
クリーンでありながら、濃密で甘露なシトラスやアンズ、パッションフルーツの様な香りが感じられる。
ドライフルーツ的かもしれない。
カマンベールチーズや白い花、蜂蜜の様な風味。白檀の様な風味も。果実味だけの濃密な香りだけではなく、チーズを思わせる複雑さがある。
強い甘露さがあるものの、引き締まった酸がある。
ほのかな塩気と干したあんずの様な凝縮感があり、フレッシュさと清涼感のある余韻を感じさせる。印象としては重くない。



【所感】
ドイツです。
まずはご馳走になったハイマン ルーヴェンシュタイン。
新世代として有名な生産者だそうです。
し...知らなかった(ドイツ詳しくないマン)
ただメチャクチャ良かったです、残糖の甘みがありながらも酸と旨味がしっかりとあって驚く程ダレない。
リースリングの優美なペトロール香と引き締まったミネラル感を軸に、ボリューム感のあるアプリコットを思わせる強烈な旨味があります。蜜蝋や白胡椒、ほのかにMLFが効いているのも素晴らしい。
残糖で言うとシュペトレーゼかそこらへんだと思いますが、甘みが厚みとなっていて、強靭さすら感じさせます。
含み香も良く、かなりクオリティは高いと思います。

次はエゴン ミュラーのアウスレーゼ。
以前も飲みましたが、やっぱりペトロールは間違いなくありながらも控えめで、果実の豊かな香りが感じられます。
こちらもクリーン。アウスレーゼなので厚みはありますが、どちらかというとぎゅっと詰まった様な凝縮感が目立ちますね。その目の詰まり方はドライフルーツにも似ているかもしれません。カマンベールの様な白カビのニュアンス、花の様な香りがあり、複雑で立体感があります。
酸もフレッシュで生き生きとしていて、冷涼感と濃密さを併せ持っている感じというか。品を感じる一本に仕上がっています。

この二本タイプは異なりながらも、双方ともに酸、旨味に満ちていて甘いだけではないのが素晴らしいですね。






【日本酒】勝山酒造、伝と暁。二種比較。


こんにちは、HKOです。
本日は打って変わって日本酒、勝山酒造です。
ワインアドヴォケイトで(日本酒全体の評価を巡って色々な疑惑が付きまといながらも)95点という高得点を弾き出した暁を含む銘柄をテイスティングです。


【データ】
勝山は、元禄年間に伊達政宗公を藩祖とする伊達家六十二万石の城下町仙台にて創業して以来、三二〇年以上の間、仙台を代表する銘酒醸造元であり 宮城県で現存する唯一の伊達家御用蔵として酒屋の技術的模範と御用蔵の暖簾を守り続けております。(HPより)


-暁-
ポリシー: 新しい考え方に基づく精緻な酒造り。
酒米: 兵庫県みらい産最上格付の山田錦米100%
精米歩合: 35%
醸造: 遠心しぼり。低温にて酒と酒粕を分離し、お米の旨味のエッセンスを低温抽出。
遠心絞り…遠心分離機による高純度のエキス抽出。
仕込水: 泉ケ岳の湧水(シリカを含む硬度35度の軟水)

-伝-
ポリシー: 伝統的な製法に徹した酒造り。
酒米: 兵庫県みらい産最上格付の山田錦米100%
精米歩合: 35%
醸造: 早瓶火入れとマイナス5℃での氷温貯蔵。
※早瓶火入れ…従来タンクで火入れをするのに対し瓶詰後火入れ。火入れのムラや劣化を抑える。
氷温貯蔵…熱によるダメージ、劣化を抑える。
仕込水: 泉ケ岳の湧水(シリカを含む硬度35度の軟水)



【テイスティングコメント】




生産者: 勝山酒造
銘柄: 勝山 暁
一時的なクリアネスなアロマが感じられる。
アルコール感が強く、バターやチーズの様な香りが主体となり、洋梨、上白糖の様な厚みとアルコール感が強く辛味があり、厚みがありクリアかつ力強い味わいの日本酒。
キュッと引き締まった感じですかね。


生産者: 勝山酒造
銘柄: 勝山 伝
どちらかというと醸造要素が前面に出ている。
より米糠の様な香り、チーズ、バター、クリーム。上白糖。より暁より厚みがありひねた香りが感じられる。辛味というより甘みが感じられる。クリアネスより雑然とした風合いがあり濃密感がある。


【所感】
あまり日本酒には詳しくは無いのですが、製法からの所感を。ざっくりと受けた印象としては、精米歩合こそ同じですが、暁が削ぎ落とした洗練さ、クリアさがあるのに対して、伝はより厚みや旨味を感じさせるものとなっています。
伝は米糠や醸造的(乳酸発酵的)な要素を強く感じますね。
パッと精米歩合が違うんだろうか...とも思ったのですが、そうでは無いみたい。
ただ精米歩合は同じですが、遠心分離機でより酒粕との分離を精緻に、完全に行なっている、という事であればなんとなく合点がいきます。酒粕部分が雑味や複雑さになっているのであれば、そこをしっかりと分離ができていればクリアさはより、鮮明に出るのかもしれません。
伝はどちらかというと生酒に近い風合いを再現しようとしている感じかあって、複雑さや旨味はしっかりとあります。
フレッシュですが、決して透き通る様な透明感があるかというとそんな感じでは無い様に思えます。
これはなかなか興味深いですね。
同じ磨きでも、さらにその先のクリアさを作り出す事が出来る。面白いですね。
これが精米歩合をさらに落としたものと遠心分離、比較すると面白そう。








プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR